本文の長さ 短い ★☆☆
ワークに取り組む時間 短い ★☆☆
ワークに取り組む方法 1日に3~4回
今日の言葉
I am never upset for the reason I think.
私は、自分が思っている理由で動揺することは決してない。
今日は、自分の中の動揺の原因と結果について見ていきます。
ここでいう動揺(upset)とは、私達の心を揺るがす怖れ、心配、不安、怒り、落ち込み、嫉妬、嫌悪などなどの感情全般を意味します。
こういった感情は形はそれぞれ異なるように見えても、あなたの心に波風を立てるという意味では全て同じですよね。今日のワークをやっていくことでこういった感情は結局どれも同じなんだなということに気づいていきます。
今日も、選り好みせずに、自分で思うその動揺の大小にとらわれずに、今日の言葉を当てはめていきます。
ワークを始める前に、こんな前提を唱えるのも良いです。
There are no small upsets. They are all equally disturbing to my peace of mind.
「程度の小さい動揺など存在しない。それらはどれも等しく私の心の平穏を乱している。」
どんなに自分でこれは些末なことだと思っているものでも、心を乱す要素となっているという意味では目を向けるべき事柄なのです。
その上で、
「私は、自分で思っている理由によって、〇〇に対して怒っているのではない。」
「私は、自分で思っている理由によって、〇〇について落ち込んでいるのではない。」
と、心の中の動揺についていくつか今日の言葉を当てはめてみましょう。
理由のところも具体的に入れてもいいですね。例えば、
動揺している事柄:今日うっかりソファーの角に足の小指をぶつけてしまってすっごく痛い。
その事柄についての思い、理由:もういい大人なのにいつまでも鈍くさくて注意散漫だからこんなことになるんだ、、
結果:落ち込んでいる
または、明らかにあの人が悪いに決まってる!なんてこともあるかもですね。
動揺している事柄:上司に突然明日の朝締め切りの仕事を頼まれた。おかげで夜遅くまで想定外の残業をしている。
その事柄についての思い、理由:スケジュール管理できていない上司のせいなのになんで私が割を食うはめに!丸投げで全然手伝ってくれないし!
結果:怒っている
ここでは、そこで感じたあなたの思いの良し悪しを判断する必要はありません。
ただ、平等に、自分が思っているような理由でそのような感情を抱く結果となっているのではない、と静かにその事柄を眺め、今日の言葉を適用していきましょう。
仕事丸投げされた>>>小指ぶつけた、と程度の差に注目するのではなく、「いずれにしても私は動揺したんだからどちらも同じカテゴリーだよね」と認識してみます。
もし、先ほどの例のように明らかに身勝手な上司のせいで怒っているのに、なんでそれが理由じゃないって宣言しないといけないの?と抵抗を感じるようなものがある場合は、
I cannot keep this form of upset and let the others go. For the purposes of these exercises, then, I will regard them all as the same.
「私はこのような種類の動揺を維持したまま、その他の(種類の)動揺を手放すことはできない。このエクササイズを実践するという目的を達成するために、私はそれらの全ての動揺を同じものだとみなすことにしよう。」
と思ってみてください。要するに、何かどうしても今日の言葉を当てはめられないと思うようなとても重大なことがあったとしても、ワークをやっている間はそれに執着せずに一旦他のことと同じように捉えてみようよ、ということですね。
いくつかの違う種類に思える事柄に当てはめてみることで、あ、あれもこれも実は同じだよね、と気づいていく段階です。
今日の言葉を完全に信じきったり、納得したりするまで待つ必要はありません。まずは手順を踏んでやってみましょう!