本文の長さ 短い ★☆☆
ワークに取り組む時間 短い ★☆☆
ワークに取り組む方法 1日に3~4回
今日の言葉
I am upset because I see something that is not there.
本当はそこに存在していないものを見ているから、私は動揺している。
内容はレッスン5(私は、自分が思っている理由で動揺することは決してない。)の続きですね。
前回と同じように、具体例に当てはめてみましょう。
「私は、本当はそこに存在しないものを見ているから、〇〇に対して怒っている」
「私は、本当はそこに存在しないものを見ているから、〇〇について悩んでいる」
今日は、特に時間を決めて取り組む必要はありません。
1日の中で、3-4回ほど、これに動揺しているな、と思う出来事があったらチャンスと思って今日の言葉を宣言してみましょう!
まずは1分ほど心を落ち着けて心の中の思いを眺めてみて、「あ、これについて不安に思っているな、むしゃくしゃしているな」などと考えられる事柄をいくつか選んでやってみる感じです。
そして、もし特定の事柄に対しては今日の言葉を当てはめづらいな、と抵抗感を感じたら、レッスン5でもやった、下記2点を思い出してみましょう。
「程度の小さい動揺など存在しない。それらはどれも等しく私の心の平穏を乱している。」
「私はこのような種類の動揺を維持したまま、その他の(種類の)動揺を手放すことはできない。このエクササイズを実践するという目的を達成するために、私はそれらの全ての動揺を同じものだとみなすことにしよう。」
今日の内容は結構日常に当てはめやすいような気がします。
不安に思ったり、悩んだりするときって、もう自分の意識が集中している方向の物事しか頭に入ってこなかったり、後から考えればありもしないようなことまで悩みだしたりしませんか。
『心配事の9割は起こらない』(タイトルうろ覚え…)が話題になりましたが、何らか心に波風が立っているときは、なかなか静かに、冷静に物事を見ることって難しいものです。
(ちなみにACIMでは、「ありもしないこと、実在しないもの」について、普通皆さんが考えているであろうよりももっと広い概念で捉えていきます。)
そもそも動揺の要因となっていると自分が思っていることが本当は存在していないのだとしたら、それによって生じていると感じている、怒りや不安、焦り、気分の落ち込みとは一体何なのでしょうか。
ありもしないことを根拠として生じるそれらの感情にとらわれる必要はあるでしょうか。
心を乱すようなことに出くわしたら今日の言葉をしっかり宣言すると良いです。
例えば、
「私には大した能力もないから、きっとこの先会社でお荷物扱いになるに違いない。ダメ社員認定されたら生活していけないよ…将来どうすればいいんだろう」
と考えて悩んでいるとしたら、すかさず
「私はこんな、存在していないことを見ているから悩んでいるのだ!!」
と声高に宣言してみましょう!(または心の中で…)
なんとなく、なんだかんだと振り返ったり、くよくよ考えこんだりするのって寝入る前にありがちな気がするので、それくらいの時間にやるのが個人的にはおすすめです。
または、先ほどの例は自分の頭の中の未来予想図がお悩みの種でしたが、今明らかに目に見えていることに対してもぜひやってみましょう。
例えば、鏡の中に映る自分の姿だとしたら…?
「あーあ、まーた片想いのまま成就せず…やっぱり顔が微妙だからかなあ。こんな見た目のせいで振られてばっかり」
と落ち込むことがあったら、すかさず
「私はこんな、存在していないことを見ているから落ち込んでいるのだ!!」
と宣言しましょう!
いやいや、だって鏡に映っていて今まさに目に見えているものなんだから存在しているに決まってるよ!と思いましたか?
では、あなたの外見が微妙だ、という認識は、一体どこからやってきたのでしょうか。
このあたり次回以降やっていきますよ~
今日の写真、夕暮れ時みたいに見えますが実は朝焼けなんだそうです。綺麗!