本文の長さ 短い ★☆☆
ワークに取り組む時間 短い ★☆☆
ワークに取り組む方法 1日に3~4回
今日の言葉
I see only the past.
私は過去を見ているに過ぎない。
今日はレッスン1~6までに学んできたことの根拠となるような内容です。
私は過去を見ているにすぎないから、
私が見ているものは何の意味も持たず、(レッスン1)
私にとってだけの意味を私はあらゆるものに与えていて、(レッスン2)
私が今見ているものについて何一つ理解してはおらず、(レッスン3)
私の思いには何の意味もなく、私が目にするものと似たようなものであり、(レッスン4)
私は自分が思っているような理由で動揺しているのではなく、(レッスン5)
本当はそこに存在しているものを私が見ているから動揺している(レッスン6)
というわけです。
ACIMでは新しい時間の概念を学んでいくことになります。
今日が初めての時間に関するレッスンですね!
ちょっと意味が分からないと思う方も多いかと思います。
本文中ではコップを例に挙げています。
コップを見るとき、そのコップを使って今まで自分が経験してきたことに思いを馳せていませんか?(例えば、ホットコーヒーを飲むときはいつもこれ、とか)
そのコップが割れたとしたらどんな風になるか、他の食器が割れたという過去の経験からだいたい分かりますよね?
他にも例を挙げてみると、
前回のレッスンで例にした、「私の見た目が微妙だからだめなんだ…」という思いも、
見た目が微妙だという認識は一体どこから来ましたか?
- 昔から私は自信がないもんなー
- 前回似たような仕事がうまくいかなかったから、今回もだめだろうな、引き受けたくないなー
- このペンを使ったら試験に受かったから、今回の試験でも使おう!
周囲の人に対しても同じことをしていますよね。
- 〇〇さんは綺麗好きだ
- 〇〇さんは締め切りを守らないから今回は早めの締め切り言っておこうっと
- あの人は高飛車で苦手だ
私達自身、そして私達の周りの人達も、私達は皆、過去に基づいて色々な事を認識しているのです。
はじめの方の記事で新しい考え方・行動を定着させていくことの難しさについて触れました。脳はできるだけ効率的に体を生かしていきたいわけです。
つまり、今まで生きてこられたという実績があるので、今までの考え方や認識に基づいて、これからも無事に生きていこうとします。
だからなかなか既存の認識を変えたがりませんし、新しい情報を仕入れ続けるのは生存という意味であまり意味がない(だって、今までちゃんと生きてこられたし)ので、過去の情報で処理してしまって無駄に活動しないようにしているのです。
ただ生存するという意味では非常に合理的と思いますが、私達は生存欲求の先の、最上層の欲求である自己実現欲求を満たしたいので、この脳の自然な動きに身を任せているばかりではあまりよろしくないですよね。
時間軸は過去、現在、未来と繋がっていて、過去から未来へと流れているということがあまりにも常識すぎて、普通はそれ以上に時間について学ぼうとしません。
ぜひ、ACIMで徐々に時間についての新しい考え方に慣れていきましょう!
今日も、身の回りの対象物をランダムに選んで
「〇〇に、私は過去を見ているにすぎない」
と言ってみましょう。
例えば、
「このペンに、私は過去を見ているにすぎない」
「この顔に、私は過去を見ているにすぎない」
という感じです。
時間についてはACIMの概念にも通じるような面白い内容の本もありますので、いずれそのあたりもご紹介していこうかなと思っています。